マリリン・モンローの唯一の西部劇『帰らざる河』の上映会を企画してみませんか。

今回は、今年2025年にラインナップに加わったマリリン・モンローの代表作のひとつである『帰らざる河』(1954)をご紹介いたします。マリリン・モンロー唯一の西部劇であり、モンローの歌唱を充分に楽しめる名作です。Bunkidoでは、本作の日本語字幕版と吹き替えバージョンの両方をご用意しています。ぜひこの機会に上映会を企画してみてはいかがでしょうか。

●マリリン・モンローが唯一出演した西部劇映画

本作制作の前年、マリリン・モンローは、『ナイアガラ』、『紳士は金髪がお好き』、『百万長者と結婚する方法』の三作品に出演し、人気のセックスシンボルという立ち位置からまぎれもないトップスターとしての地位を獲得することになりました。20世紀ピクチャーズの創始者でプロデューサーのザナックは、ドル箱スターとなったモンローを西部劇映画に抜擢することを決めました。現代の都会を描いた映画への出演が中心であったモンローにとって、荒野を背景にした役どころは異色のものとなりました。また、旅を共にする子どもへと情愛をかける役柄も珍しく、モンローファンから高い支持を受けている作品となっています。

モンローを西部劇に抜擢したことでヒットが期待され、当時最新のワイドスクリーンであったシネマスコープを用いて撮影が行われました。撮影の多くは、ハリウッドを離れロッキー山脈の麓で行われるという大掛かりなものです。雄大な自然の光景をワイドスクリーンで堪能できるのも本作の魅力のひとつと言えます。モンローのお相手役は、『史上最大の作戦』、『ザ・ヤクザ』のロバート・ミッチャムが務めています。監督は『悲しみよこんにちは』のオットー・プレミンジャーが担当しました。

●モンローの歌唱を堪能できるファン必聴必見の作品

モンローに託された役は歌手であり、劇中でモンローの歌唱シーンは三度にわたります。吹き替えではない実際のモンローの歌声は、モンローファンだけでなく映画ファンの多くにとっても聴き応えがあります。映画中盤での歌唱シーンではギターの弾き語りを披露します。実際のギター音はスタジオで収録されたプロミュージシャンによるものですが、コードチェンジごとに指板を的確に押さえ、親指でダウンストロークする様はギターの熟練者のように見えます。実際にモンローがギターを弾けたかは不明ですが、このシーンを観ただけでも彼女の役づくりの熱心さが伝わってきます。また冒頭のキャバレーの歌唱シーンのあとに着替えるシーンがありますが、そこで見られる極限にくびれた肢体は、男性だけでなく女性をも魅了することでしょう。

●壮絶な撮影秘話

役者の解釈を許容せず、自身の考えた演技を厳格に要求する監督のオットー・プレミンジャーと、独自に演技コーチを引き連れて撮影に挑んだモンローとは真っ向から対立することになり、それに加え大酒飲みのロバート・ミッチャムが絡み、撮影は難航を極めたと伝えられています。そんな混迷のなか、河下りシーンのリハーサル中、モンローは岩から足を滑らせ濁流の河へと転落、溺れかけるという事態が発生します。すぐさまロバート・ミッチャムが河に飛び込み救出に向かうものの彼自身も足首を捻挫してしまいます。結局モンローはこの事故でギプスをはめることになってしまいます。松葉杖生活を余儀なくされていたモンローは、ハリウッドに戻ってからも撮り残されていたシーンをその不自由な身体で対応しなくてはなりませんでした。モンローにとっても撮影スタッフにとっても大変な撮影だったようですが、大自然を相手にした激しい河下りの緊迫したシーンは、この映画の大きな見どころとなりました。

モンロー唯一の西部劇出演作であり、モンローファンからもこよなく愛される本作『帰らざる河』の上映会を企画してみませんか。上映権の料金については、お問い合わせフォームからご連絡ください。無理のない上映権料をご案内いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。