【マリリン・モンロー生誕100周年記念】 イベント企画者必見!モンローの魅力満載のパブリックドメイン6作品をご紹介

20世紀最大のハリウッド女優であり、ハリウッド黄金期の象徴であり映画の不滅のアイコンとしていまだに輝きの褪せることのないマリリン・モンローは、今年2026年6月1日に生誕100周年を迎えます。

インスタグラムやTikTokなどのショート動画でもいまだ世界中でマリリン・モンローの画像や動画が共有されていますが、テレビ放送で名画が放映される機会は少なくなり、映画館にかかる機会も極めて稀なのが現状です。往年の映画ファンからはもう一度マリリン・モンローの映画に触れたいと思う人も少なくないでしょうし、若い映画ファンにとっては銀幕のなかのマリリン・モンローを観てみたいと思う人も多いはずです。

●人間マリリン・モンローを見直す機会

モンローのスキャンダラスなことばかりに耳目を集めていた時代がありましたが、最近は人間マリリン・モンローを再度見直そうという機運も高まっています。あまりにも不遇な生い立ちにより愛情を知らずに育ったモンローでしたが、映画界に活路を見出し自身のイメージをセルフプロデュースして時代を席捲するほどの人気を得ます。しかし一方で「おつむの少々足りない美女」というステレオタイプの役柄に押し込め続けようとするハリウッドのスタジオシステムと戦い続けなくてはならなくなりました。

やがて自身が運営する映画プロダクション「マリリン・モンロー・プロダクションズ(MMP)」を立ち上げましたが、周囲は心無い嘲笑で彼女の野心をたたこうとしました。のちにMMPは、ローレンス・オリヴィエ監督・主演の『王子と踊子』を世に送り出し、英国アカデミー賞では5部門にノミネートとされ、高い評価を得ることになりました。

ロサンゼルスからニューヨークに移り住んだモンローは、演劇学校アクターズ・スタジオの門を叩き、リー・ストラスバーグ夫妻から徹底した演技レッスンを受けることになりました。その本格的な演技の成果は、『お熱いのがお好き』で再度モンローと組むことになる名匠ビリー・ワイルダーから、その成長ぶりを高く評価されることにつながりました。

マリリン・モンローの活動をつぶさに見ていくと、彼女の実相は、傷つきやすく気難しく多くの浮名を流し若くして命を失ったという、世間に流布されてきたステレオタイプのイメージとはかけ離れていることがわかります。100周年を迎えたこの機にマリリン・モンローが再度見直されさらなる輝きを得ることを期待したいと考えます。

100周年を迎える今年、ぜひマリリン・モンローの魅力を伝える回顧上映会を検討してみてはいかがでしょうか。

◆モンローの魅力満載の6作品

モンローの魅力を伝えるパブリックドメインの6つの映画を紹介します。いずれの作品もモンローファンだけではなく映画ファンも必見の作品です。

『モンキー・ビジネス』

若返り薬がもたらすドタバタ劇を名匠ハワード・ホークスのスピード感あふれる演出で楽しむことができるコメディ映画の傑作。モンローがまだ大スターになる前ですが、この映画においてセックスアイコンの完璧なイメージを確立しました。そればかりかコメディタッチの映画でも十二分にその魅力を発揮できることを証明し、翌年にハワード監督と再度組むことになる歴史的傑作『紳士は金髪がお好き』の布石となったことも見逃すことができません。

監督:ハワード・ホークス 出演:ケーリー・グラント/マリリン・モンロー
1952年制作 97分 白黒作品 日本語字幕版

『ナイアガラ』


誰もが知る、あのモンローウォークの登場する伝説的映画。20世紀フォックスがモンローをドル箱スターにするために勝負をかけた作品であり、夫を殺そうとする悪女役に扮した本作は、モンローの出演作でも最もセックスアピールの際立った作品となりました。この映画の出演によってモンローは、グラビアアイドルから完全な映画スターの地位にのし上がります。モンローのお相手役は、オーソン・ウェルズの盟友で『第三の男』や『市民ケーン』でお馴染みのジョゼフ・コットンが務めます。監督はハリウッドの職人的名匠のヘンリー・ハサウェイ。スリラーとしての面白味だけでなく、ナイアガラの荘厳な光景も見どころの一つです。

監督:ヘンリー・ハサウェイ
出演:マリリン・モンロー/ジョゼフ・コットン
1953年制作 88分 カラー作品 日本語字幕版

 

『紳士は金髪がお好き』


『モンキー・ビジネス』に続いて名匠ハワード・ホークスと組んだミュージカルの本作でモンローは、歴史的セックスシンボルのアイコンとしてのイメージを不動のものにしました。本作は当時の大スターであったジェーン・ラッセルとW主演となります。モンローはお金持ちと結婚することを夢見る女性を、ラッセルは財産よりも愛を重視する女性を演じ分けます。お互い真っ向から異なる意見をもちながらも次第に友情を育んでいく意外なストーリー展開とアップテンポな演出は多くの観客を魅了しました。また劇中でモンローが歌唱するシーンの大半を自ら見事に歌いあげており、モンローは本作で歌手としての才能があることをも証明することになりました。ショッキング・ピンクのドレスを身にまとい『恋よりもダイヤ』(原題: Diamonds Are a Girl’s Best Friend)を唄うシーンは、つとに有名です。

監督:ハワード・ホークス 出演:ジェーン・ラッセル/マリリン・モンロー
1953年制作 91分 カラー作品 日本語吹替え版および日本語字幕版

『百万長者と結婚する方法』

前二作で多くの観客を魅了したモンローは、大ヒットコメディとなった本作で世界的トップスターの地位を確立することになりました。極度のド近眼なのに男受けを考えて頑なに眼鏡をかけないという役柄の設定自体が笑いを誘いますが、その役柄を見事に演じ、セクシーだけではなくコメディセンスに溢れた演技で高い評価を受けました。私生活ではハンフリー・ボガートの妻であり、クールビューティーとして知られるローレン・バコールと、世紀のピンナップ・ガールで歌って踊れる美女のベティ・グレイブルとの三大スターの共演。欲張りな女性たちが「本当の幸せ」に目覚め、ハッピーエンドとつながる本作は多幸感に溢れた傑作です。

監督:ジーン・ネグレスコ 出演: ベティ・グレイブル/マリリン・モンロー/ローレン・バコール
1953年制作 95分 カラー作品 日本語吹替え版および日本語字幕版

 

1953年、前述した3作品によって世界でモンロー旋風が吹き荒れるなか、翌年1954年に満を持して公開された超大作です。ロッキー山脈での大々的なロケ撮影、ロバート・ミッチャムとの激しい愛憎劇、子どもをかばおうとする母性に溢れた役柄の好演など、たくさんの見どころに溢れています。モンローがギターを抱えながら歌唱するシーンが多くちりばめられていて、モンローの歌声を堪能できるのも本作の大きな魅力となっています。

監督:オットー・プレミンジャー 出演:ロバート・ミッチャム/マリリン・モンロー1954年制作 91分 カラー作品 日本語吹替え版および日本語字幕版

『イヴの総て』


時代はさかのぼり1950年に公開された本作は、モンローが脇役に甘んじていたころの作品ですが、アカデミー作品賞をはじめアカデミー賞6部門を受賞、カンヌ映画祭でも審査員特別賞や女優賞(ベティ・デイヴィス)を獲得した人間ドラマの傑作中の傑作です。映画界における残酷な世代交代の世界を往年の名女優ベティ・デイヴィスが演じています。モンローの出演シーンはおおよそ三つのシーンに及ぶため脇役としては重要なパートでした。合計でも6分ほどの短い出演であるものの、そこで示された圧倒的な存在感、フォトジェニックな姿に多くの観客は魅了されることになりました。その後の作品でも何度も繰り返させることになる金髪の美女役ですが、僅かに皮肉めかした感触を示したモンローの演技は、容姿だけではなく演技の実力があることを示すものでありました。モンローはこの好演により20世紀フォックスとの7年に及ぶ長期契約を結ぶことになりました。大スターに登り詰める前のモンローの姿が見られることでもファンにとっては重要な作品です。

監督: ジョセフ・L・マンキーウィッツ 出演:ベティ・デイヴィス/アン・バクスター/マリリン・モンロー
1950年制作 138分 白黒作品 日本語吹替え版および日本語字幕版

 

マリリン・モンロー6作品の映画上映会のすすめ

弊社Bunkidoでは、今回ご紹介したマリリン・モンローの魅力が満載の6作品に日本語吹き替えや日本語字幕を用意しています。マリリン・モンローの生誕100周年を迎えた今年、映画上映会の企画を立ててみてはいかがでしょうか。ご紹介しました各作品ともにエンタメ要素が高く、作品としても極めて優れていますので鑑賞していただいた方々を満足させることに関して疑う余地はありません。作品の素晴らしさとともに、人間マリリン・モンローの足跡を視野に入れれば、より立体的にモンローの魅力を感得することができることでしょう。生誕100周年を迎え、多くの方々にマリリン・モンローの魅力を感じてもらえる機会が増えることを期待したいと思います。お問い合わせは、フォームよりお願いいたします。