イヴの総て
All About Eve
ブロードウェイの裏側を見事に活写した
ベティ・デイヴィス主演の映画史に残る傑作
アカデミー6部門受賞、さらにカンヌやゴールデン・グローブ賞でも賞を総なめ
50年度アカデミー作品賞、助演男優賞、監督賞、脚色賞、衣装デザイン賞、録音賞の他、カンヌ、ゴールデン・グローブなど様々な映画賞を獲得した作品で、製作は20世紀フォックスの総帥「紳士協定」（’47）のダリル・F・ザナック。「三人の妻への手紙」（’49）に続き2年連続の脚色賞、監督賞を得たジョセフ・L・マンキーウィッツが撮影、音楽は「王様と私」（’56）のアルフレッド・ニューマンが担当した。出演者は「黒蘭の女」（’38）のベティ・デイヴィス、「廃墟の群盗」（’48）のアン・バクスター、「星は輝く」（’49）のセレステ・ホルム、助演男優賞を獲得した「天国の怒り」（’41）のジョージ・サンダース、まだ無名のマリリン・モンローも出演している。（1950年・米国）
監督: ジョセフ・L・マンキーウィッツ
1950年作品 上映時間138分 製作国アメリカ
◆第23回(1950年)アカデミー賞 6部門を受賞 作品賞/助演男優賞/監督賞/脚本賞/衣装デザイン賞/録音賞
◆カンヌ映画祭2部門受賞 審査員特別賞受賞/女優賞受賞
◆ゴールデン・グローブ賞 脚本賞受賞
監督 ジョセフ・L・マンキーウィッツ
脚本 ジョセフ・L・マンキーウィッツ
製作 ダリル・F・ザナック
音楽 アルフレッド・ニューマン
撮影 ミルトン・クラスナー
編集 バーバラ・マクリーン
配給 20世紀フォックス
ベティ・デイヴィス（マーゴ・チャニング）
アン・バクスター（イヴ・ハリトン）
ジョージ・サンダース（アディソン・ドウィット）
セレステ・ホルム（カレン・リチャーズ）
ゲイリー・メリル（ビル・サンプソン）
ヒュー・マーロウ（ロイド・リチャーズ）
セルマ・リッター（バーディ・クーナン）
マリリン・モンロー（ミス・カズウェル）
グレゴリー・ラトフ（マックス・ファビアン）
アメリカ劇界最高の栄誉であるセイラ・シドンス賞が新進女優のイヴ・ハリントンに授与された。満場の拍手のうち、イヴの本当の姿を知る数人の人達だけは、複雑な表情で彼女の受賞を見守るのだった。八ヶ月前、劇作家ロイド・リチャーズの妻カレンは、毎夜劇場の楽屋口で大女優マーゴ・チャニングに憧れの目を向けている田舎娘イヴを知り、マーゴを紹介する。その哀れな身上話はひどくマーゴを感動させ、イヴはマーゴのアパートに住込みで秘書の役をすることになった。目から鼻へ抜けるようなイヴの利発さに、マーゴは愛情とともに次第に警戒心を抱きはじめる様になる…。
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