或る夜の出来事
It Happened One Night
クラーク・ゲーブル主演のスクリューボール・コメディの金字塔
34年度アカデミー賞主要5部門を独占受賞
サミュエル・ホプキンスの原作を「一 日だけの淑女」 (’33) と同じスタッ フによる製作で映画化したものでスクリューボール・コメディのジャンルを築いた作品。監督は 「我が家 の楽園」 (’38) のフランク・キャプラ、 脚色は「我が家の楽園」 のロバート・リスキン、撮影は 「スミス都へ行く」 (’39) のジョセフ・ウォーカー。 音楽は「真昼の決闘」 (’52) のルイス・シルヴァースが担当した。 出演は「風と共に去りぬ」 (’39) のクラーク・ゲーブル、 舞台出身で写真は 左側からしか撮らせなかったという「君去りし後」 (’44) のクローデッ ト・コルベールなど。 34年度アカデミー賞主要5部門 (作品・監督・主演 男優主演女優・脚色賞) を独占受賞するが、 これは以後40年間破ら れることのないオスカー史上初の快挙となった。 (1934年 米国)
監督: フランク・キャプラ―
1934年作品 上映時間105分 製作国アメリカ
◆第7回(1934年)アカデミー賞 5部門受賞 作品賞/監督賞/主演男優賞/主演女優賞/脚色賞
監督 フランク・キャプラ
脚本 ロバート・リスキン
原作 サミュエル・ホプキンス
製作 フランク・キャプラ ハリー・コーン
音楽 ルイス・シルヴァース
撮影 ジョセフ・ウォーカー
編集 ジーン・ハブリック
配給 コロンビア ピクチャーズ
クラーク・ゲーブル(ピーター・ウォーン)
クローデット・コ ルベール(エリー)
ウォルター・コノリー (アレクサンダー・アンドリュース)
ジェームソン・トーマス(キング・ウェストリー)/チャールズ・C・ウィルソン (ゴードン)
アラン・ヘイル (酔っぱらい)
ワード・ボンド(バス運転手)
エディ・チャンドラー (バス運転手)
ウォー リス・クラーク(ロビントン)
ニューヨーク屈指の大銀行家アンドルース(ウォルター・コノリー)の一人娘エリー(クローデット・コルベール)は、頑固な父の反対を押し切って飛行家キング・ウェストリー(ジェームスン・トーマス)と婚約したが、それに怒った父は娘を自分のヨットに監禁する。ところが彼女は海に跳び込んで逃げ、キングのいるニューヨーク行きの夜間バスに乗る。バスの中でエリーは、失業中の新聞記者ピーター・ウォーン(クラーク・ゲーブル)と隣り合せに。後日、ピーターは新聞の記事で、エリーの父が1万ドルの懸賞金付きで行方を捜索している事を知る…。
全編にちりばめられたユーモアとロマンティックな雰囲気。そして小粋なコルベールと、笑顔の素敵な伊達男ゲーブル。それらを見事にマッチさせた古典的ラブ・コメディの傑作！
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