雨月物語

欲望に駆られた人々の因果を
幽玄なる映像美で描いた日本映画の最高峰
ヴェネチア国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞受賞

1953年度のヴェネチア国際映画祭で、監督の溝口健二がサン・マルコ銀獅子賞に輝いた作品。小津安二郎監督の「東京物語」と共に、日本映画を代表する作品と称されている。原作を大きく改変し、欲に溺れた人間の愚かさを描出した傑作。京マチ子が演じた妖艶なる幽霊のシーンの神秘的美しさは必見に値する。

監督: 溝口健二

公開年月日:1953/03/26 収録時間:97分

◆第14回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞、イタリア批評家賞ダブル受賞
◆第28回アカデミー賞 衣裳デザイン賞(白黒映画部門)受賞:甲斐庄楠音
◆1953年度(昭和28年)「キネマ旬報ベスト・テン」 第3位
◆英国映画協会『Sight&Sound』誌 批評家が選ぶ史上最高の映画ベストテン(1962年) 第4位
◆英国映画協会『Sight&Sound』誌 批評家が選ぶ史上最高の映画ベストテン(1972年) 第10位
◆仏『カイエ・デュ・シネマ誌』 史上最高の映画100本 16位

監督 溝口健二
脚本 川口松太郎 依田義賢
原作 上田秋成
製作 永田雅一
音楽 早坂文雄
撮影 宮川一夫
編集 宮田味津三
製作会社 大映京都撮影所

京 マチ子(若狭)
森 雅之(源十郎)
田中 絹代(宮木)
水戸 光子(阿濱)
小沢 栄(藤兵衛)

戦国時代、貧しい陶工は妻子を捨て、美しい女と暮らし始めるが、その女の正体は?女の正体に気づき、家に逃げ帰ってみると家には眠っている子供と妻が居たが、その妻は…。一方、出世欲から侍になろうとした男は、女郎に身を落とした妻に出会い、自分の愚かさを悟って、妻と共に郷里に帰り、幸せに暮らします。人間の愚かさを描いた作品です。

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