シェーン

Shane

悲哀に彩られたガンマンと家族を描く珠玉の名作

「陽のあたる場所」 (’51) で監督 賞を受賞したジョージ・スティーヴンスが製作・監督した心境的西部劇。 ジャック・シェーファーの同題小説を、 「果てしなき蒼空」 (’52) のA・B・ ガスリー・Jrが脚色し、 「腰抜けモロッコ騒動」 (’51) のジャック・シャ ーが台辞を追加した。 撮影は本作で撮影賞を受賞したロイヤル・グリグス、音楽は「80日間世界一周」 (’56) のヴィクター・ヤングの担当。 出演は「砂漠部隊」のアラン・ラッド、 「西部を駆ける恋」 (’43) のジーン・アーサー、「三銃士」 (’48) のヴァン・ヘフリン、 子役のブランドン・デ・ ワイルド、 「突然の恐怖」 (’52) のジャック・パランス、 「三人の名付け親」 (’49)のベン・ジョンソン、「アリゾナの勇者」 (52) のエドガー・ブキャ ナン、「暗黒の恐怖」 (’50) のエミール・メイヤー。 (1953年 米国)

監督: ジョージ・スティーヴンス

1953年作品 上映時間118分 製作国アメリカ

◆第26回(1953)アカデミー賞 撮影賞受賞他、4部門ノミネート

◆AFIアメリカ映画100年シリーズ
2003年:「アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100・ヒーロー部門」第16位

監督 ジョージ・スティーヴンス
脚本 A・B・ガスリー・Jr.
原作 ジャック・シェーファー
製作 ジョージ・スティーヴンス
音楽 ヴィクター・ヤング
撮影 ロイヤル・グリッグス
編集 ウィリアム・ホームベック/トム・マクアドゥー
製作会社 パラマウント映画

アラン・ラッド(シェーン)
ジーン・アーサー(マリアン)
ヴアン・ヘフリン(ジョー・スターレット)
ブランドン・デ・ワイルド(ジョーイ)
ジヤック・パランス(ウィルスン)
ベン・ジョンソン(クリス)
エドガー・ブキャナ ン(ルイス)
エミール・メイヤー(ライカー)
エライシャ・クック・ジュニア(トーリー)

緑麗しいワイオミングの高原地帯。シェーン(アラン・ラッド)は、旅の途中でスターレット一家の世話を受けるが、折しも、この地では開拓移民と牧畜業者の間で土地をめぐる争いが起こっており、スターレット一家もまた例外ではなかった。シェーンは世話になったお礼にと、対立するライカー一味との間に割って入り、事態の収拾を計ろうとするが、逆に酒場で屈辱的な扱いを受ける。何かを心に決めたことのあるシェーンは一度はその場を去ったが、その後のライカー一味の横暴ぶりに怒りを覚え、再び酒場に行き、今度は一味をぶちのめす!が、今度はライカー一味が殺し屋ウィルソン(ジャック・パランス)を呼び寄せ、スターレットに農場の明け渡しを強制する。ライカー一味を倒すため命を捨てる決心をしたスターレット。シェーンはそれを制止し、ライカー一味と殺し屋ウィルソンのいる酒場に単身乗り込んでいく!!

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